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自ら切り拓いてきたデザイナーの道 〜プロダクトマネージャーになったいま語るJX通信社の環境〜(前編)

どーもこんにちは!最近デザイナーからプロダクトマネージャーにジョブチェンジしたJX通信社の佐藤です。

今日はこのコラム記事を乗っ取って、もといお借りして、デザイナーからみたJX通信社の環境の魅力についてお伝えします!

ITベンチャーのデザイナーは、少数精鋭で日々忙しくされていると思います。他社さんの環境や工夫が気になるところですが、せっかくなら自社から発信していこうと思ったのがこの企画のきっかけのひとつです。

コラムは前編と後編に分かれていて、前編(この記事)では環境や仕事のスタイルについて、後編ではスキルを伸ばす環境について、JX通信社らしさをお伝えしていきます。

早めに言っておくとJX通信社ではデザイナーの仲間を募集中です!この記事を読んで、JX通信社なんかいいじゃんと思ってもらえたら嬉しいです。情報交換だけ、お話しだけでも構いません。ご連絡待ってます!

さて、ここから先一人で続けるのも大変なので、相づち役兼進行役として採用広報インターンのヤマケンに来てもらいました。ヤマケン、よろしく。

–よろしくおねがいします!カンペには「デザイナーの環境と社風について」とありますが、まずこちらをお話されるんですか?

自身で切り拓いてきたデザイナーのための環境

そうですね、その前に昔話をすると、自分が入社したのは今から4年くらい前の話です。もともとデザインの受託会社にいて、自社サービスのプロダクトに携わりたい思いで入社しました。

入社当時の社員数は役員をいれても20人くらいなので、今の半分程度ですね。テックベンチャーということもありエンジニアが大半で、デザイナーとしては自分ひとり。正直にいうと、デザイナーにとって最適な環境では無かったです。

というよりたぶん、会社側もデザインについては知見がなくて対応できてなかった状態だったんだと思います。

–デザイナーにとっての環境面ではどんな点が足りなかったんですか?

例えばPCの問題があります。会社からはノートPCを1人につき1台貸与されていますが、実際に自分の業務を進める中で、効率的ではない点が段々と明らかになってきました。デザインツールをスムーズに動かすためには高機能なデスクトップPCが必要になりますし、出来上がりに直結するのでモニタの質も重要です。

ノートPCも、簡単なデザインを自席以外でも作ったり表示させたりするためにはある程度の高いスペックが求められます。ただ、そういった環境を整えようとすると当然お金もかかるし、他の職種の人からは「デザイナーだけわがままが通ってる」と映るかもしれません。

PCの環境だけではなくデザインツールやフォントにも同じことがいえて、ちゃんとしたものを作る環境を整えようとすると、結構な金額が必要になります。限られた予算のなかでデザイナーの環境のために投資する判断って、会社としてもたぶん気合がいるんですよね。同業の友人と話していても、この問題で苦労されている方は結構多そうです。

会社の状況もよくわかるし、他の職種からは理解されないかもと思いつつも、環境面はかなり自分主導で切り拓いてきました。もちろんただ「欲しい」だけでは通らないので、現在の状況や必要な理由を、合理的に説明できるようにしています。社内でもデザイナーの謎に包まれていた生態について知られてなかっただけで、きちんと知ってもらえさえすれば逆に協力してくれる方も多くて、その点はすごく助かりました。

バリバリのデザイン会社さんと比べたらまだ見劣りする部分はあるかもしれませんが、PC、ツール、フォントなど、デザイナーのための環境はかなり整ってきて、自分としてはほぼ不満ないですね。具体的な制作環境は、募集ページをご覧ください!

エンジニアとのスクラムで開発を推進

−佐藤さん自身が働きやすい環境を作られてきたんですね。そんな環境の中でデザイナーとしては日々の仕事はどんな風にすすめてらっしゃるんですか?

カンペ通りの進行ありがとう!(笑)

そもそも、デザイナーに限らず自分達の仕事は、プロダクトを改善しながらユーザー価値を高めることが目的だと思っています。デザインを作っただけではアプリはもちろん動かないので、デザイナーはエンジニアと仕事を進めることがほとんどです。

スプリントってわかりますか?ざっくりいうと開発サイクルのことで、JX通信社ではどのプロダクトでも1週間のスプリントを設定してます。プロダクトを良くするための「やることリスト」の中からその週のスプリントで取り組むことを決めて実際に回してみる。1週間の終わりに振り返りを行って、また次のスプリントを回す。

毎日の進捗や相談事項はタスク管理ツールのJiraでも管理されてますが、毎日の朝会でも伝え合います。このスタイルは必ずしもJX通信社の特徴というわけではなくて、割と一般的かもしれません。

−デザイナーとエンジニアで開発サイクルを回すとどんな良いことがあるんですか?

例えば過去の社内では、プロダクト開発の際、エンジニア開発工数は見積もられるのにデザイン工数の見積もりが省かれるため、背景も理解できていない仕事の〆切に追われがち、という状況がありました。

これもデザイナーの仕事スタイルに対して理解が得られてなかったために起こった出来事ですね。他にも、プロダクトの担当デザイナーが自分一人なので、何が正解なのか判断つかずに悩むことも多かったです。

ただ、この開発スタイルになってからはだいぶ変わりました。スプリントの中でデザイン側の工数をプロダクトマネージャーと確認しながら進めることができますし、プロダクトの方向性も共有されているので今後の仕事もある程度見通しを立てることが可能です。

分業制というよりはチームで進めているという意識が強くて、エンジニアの方からもデザイン側に意見をくれたりもします。自分ひとりでは気づけなかった不備に的確な指摘があると本当にありがたいです。

−開発チームにも〆切って存在するんですね

仕事なので、チームで定めた目標の中には「いつまでにリリースする」といった期限も含まれます。自分たちのプロダクトだからこそ、必要なゴールを自分たちで考えて設定し、そこにむけて作りこむ醍醐味があります。メンバーひとりひとりに、チームの目標を自分事として捉えられる意識の強さがあることを日々感じています。

デザイナーからプロダクトマネージャーへの転向

−そういえば冒頭でジョブチェンジされたとおっしゃってましたが?

そうなんです。自分のデザイナーとしての4年間を振り返ると、UIやグラフィックだけでなく、UXリサーチから、営業資料・展示会ブース・販促物のデザイン、オフィス環境や備品の整理まで、本当に幅広く携わってきました。

これは、誰かからやってくれと言われたというより、興味のあることに手を出していったら結果的に色々できた、って印象です。その経験を経て、もっとユーザー価値に寄り添ったものを作りたいという思いが強くなりました。

自分はもともと他人の性格や行動をみて、何をするとその人が助かるか、場がどう変わるか考えるのが好きなんです。ユーザーに対しても同じことが言えて、ユーザーテストやヒアリングを通して、より便利で喜んでもらえるものを世の中に出していけたら最高です。

それを社内で実現していくためには、デザイン領域を極めていくというよりはプロダクト全体、それこそ開発やデザインからセールスまで幅広くみるプロダクトマネジメントをやりたいと思ったし、そうなると決めました。

−決めたんですか…!

決めたんです(笑)。贔屓目に見てもJX通信社はそういった点がすごく柔軟かもしれないですね。一人ひとりのやることがかっちり決まっているわけではなく、だからこそ面白いと思ってます。

この6月からはNewsDigestのプロダクトマネージャーをさせてもらってます。プロダクトマネージャーとして解決しないといけない課題は山積みなんです。どうやって新しいユーザーを増やすのか、どんな機能を追加して価値を感じてもらうのか、どう収益を向上させるのか…もちろん一人では分からないことや出来ないことだらけなので、周りの人に助けてもらいながら進めていきます。

新しい仲間を募集中!

そんな中、自分が今まで担当していたNewsDigestのUIデザイン部分に、これまでに比べると手がかけられる時間が減ってしまいます。そこで今回、自分と一緒にNewsDigestの開発に取り組んでくれるデザイナーの方を探すことになりました。

※応募はこちらのデザイナー採用ページから

今後、NewsDigestは既存のニュースアプリの枠を越えた進化をさせていきます。開発中の案件はここでは話せないので、直接お伝えできればと思います。興味を持っていただけましたら、ぜひお話を聞きにきてください。JX通信社で僕と握手!(時節がらZoomでやりましょう!)

次回は、JX通信社のデザイナー組織や、スキルを伸ばせる環境面についてお伝えしていきます!ヤマケンも引き続きよろしく!

−楽しみです!よろしくお願いします!

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