【国内初】JX通信社・大阪府泉南市・あいおいニッセイ同和損保は、防災DX実証を実施しました
情報提供が約8倍に増加
株式会社JX通信社(東京都千代田区 代表取締役 米重克洋、以下、「当社」)は、大阪府泉南市(市長:山本優真、以下、「泉南市」)と令和5年9月26日に締結した「防災DXに関する連携協定」に基づく実証実験を、10月1日より実施いたしました。
本実証実験には、協定を締結している泉南市、JX通信社に加え、「地域実証パートナー」として、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(東京都渋谷区 代表取締役社長 新納啓介、以下 、「あいおいニッセイ同和損保」)も参加しました。
本実証実験では、泉南市より市民の皆さまに対して本取組を広報し、泉南市内の情報をJX通信社が収集、「NewsDigest(ニュースダイジェスト)」及び「FASTALERT(ファストアラート)」を通じて、リスク情報を提供しました。その際、地域実証パートナーであるあいおいニッセイ同和損保が提供するリアルタイム被害予測・防災アプリ「cmap」からも、同時に、リスク情報を収集しました。地域の実証パートナーを加えた形で、地域防災力向上のためのソリューションとして行政が地域に「NewsDigest」の利用を促進する実証実験は、国内初となります。実証実験の期間中は、泉南市内の交通規制の情報が提供されるなど、実証実験の開始前に比べて情報提供数が約8倍に増加し、平時の市民の防災意識向上に一定の効果があることが確認できました。
本実証実験の背景
近年、災害の多様化・激甚化に加え、行政改革や緊縮財政の影響で自治体職員数の減少など、複合的な原因によって、災害時の公助負担の増加が大きな課題となっています。この課題を解決するため、デジタル技術を駆使した備えを進め、「公助負担の軽減」と「自助・共助の促進」の2本柱での支援をおこなう必要があると考えています。
本実証実験の目的
本実証実験では、JX通信社及びあいおいニッセイ同和損保の持つデジタル技術を活用し、泉南市の地域防災力を高め、市民の防災に関する自助・共助の意識の促進を目指します。
実証事業の概要
過去のプレスリリースをご参照ください。
「大阪府泉南市・JX通信社・あいおいニッセイ同和損保、地域防災力の強化に向けて各社アプリを活用した防災DX実証を実施」
https://jxpress.net/12452/
実証実験の結果
- 実証実験期間中(10月1日〜10月31日)のNewsDigestのDL数、投稿数は実証実験期間前と比べると飛躍的に増加した。特に広報を行った9月30日前後を比較すると、投稿数(情報提供)は約8倍となった
- NewsDigestアプリのDL数、投稿数については泉南市公式LINEで広報した際に特に顕著に増加した
- NewsDigestアプリのDL数、投稿数、はNewsDigestアプリ上での広報のみを実施した周辺自治体と比較しても増加した
- アンケートから、災害時の情報収集として「X(旧Twitter)などのSNS」はテレビと並んで最も重要な情報源であることがわかった
- NewsDigestアプリの情報提供機能(リアルタイム防災マップ)、情報提供機能については、いずれも90%以上の回答者が「自助・共助の促進に効果がある」と回答した
実証実験結果の公表
実証実験結果についてはこちらの成果報告書(概要)をご参照ください
※詳細版については、こちらからお問い合わせください
実証実験に関するお問い合わせ
取組内容に関するお問合せ先 :biz@jxpress.net (JX通信社 公共戦略部:遠藤)
報道や取材についてのお問合せ先:info@jxpress.net (JX通信社 広報担当:和泉)
当社広報から以下のご提供が可能です
- 関連情報やデータ
- 当社の代表取締役、公共戦略担当者・広報等への取材
JX通信社について
JX通信社は、報道領域に特化したテックベンチャーです。
「1億人を動かすニュースを創る」というビジョンを目指して、国内の大半の報道機関のほか官公庁やインフラ企業等に、SNSをはじめとする各種ビッグデータからリスク情報をリアルタイムに検知・配信する「FASTALERT(ファストアラート)」、報道価値の高いニュースをAIで速報するニュースアプリ「NewsDigest(ニュースダイジェスト)」といった速報・アラートサービス、報道規格の高品質な選挙情勢調査サービス「JX通信社 情勢調査」などを提供しています。
URL:https://jxpress.net
市民参加型ニュースアプリ「NewsDigest(ニュースダイジェスト)」について
NewsDigestは、累計600万ダウンロードを超える、報道価値の高いニュースをAIで速報提供するニュースアプリです。NewsDigestの特徴のひとつに、身の回りのリスク情報を投稿することのできる『情報提供機能』があります。NewsDigestから投稿された情報や、X(Twitter)等のSNSに投稿された情報は、デマ情報をAIで自動的に排除する仕組みを有する当社のAI危険情報リアルタイム配信サービス「FASTALERT」で解析された後、NewsDigestの『リアルタイム防災マップ』でも閲覧することができます。
また、NewsDigestの『情報提供機能』を使って地域の安全安心に貢献された方には、継続的に地域の安全安心に貢献いただきたいという想いから、普段のお買い物で使うことのできるポイントを当社からお渡ししています。
URL:https://ugc.newsdigest.jp/about
FASTALERT(ファストアラート)について
「FASTALERT」は、AI(人工知能)がSNSから災害、事故、事件などのリスク情報を収集し配信するWebサービスです。2016年9月のリリース後7ヶ月で、全ての⺠放キー局とNHKで採用。各局ニュース番組における「視聴者提供」動画定着の原動力になりました。2018年の日本新聞協会 技術開発奨励賞を受賞。 現在はビッグデータリスク情報SaaSとしてシェアNo.1の業界標準として、全国の大半のテレビ局や新聞社に採用されているほか、警察、消防、自治体、一般企業等でも幅広い導入実績があります。
URL :https://fastalert.jp/public
URL :https://www.youtube.com/watch?v=QvNSMDa59ME
cmap(シーマップ)について
台風・豪雨・地震による建物被害の予測、大雨・洪水などSNSから得られるリスク情報の地図上での表示、ハザードマップや避難所、警戒レベル3・4・5相当地域の情報などを地図上で確認できるサービスです。アプリには、天気予報などの生活指標や道路情報などの日常利用できる機能や災害時の防災アドバイスを発信する機能があり、平時も有事も必要な情報を手軽に把握することができます。なお、被災建物数をリアルタイムで自動予測し無償公開するウェブサイトは世界初です。